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本の面白さはどこにあるのか

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みいはあな自分を潰す面白さ

森鴎外の『花子』を読みました。

森鴎外 花子

三島由紀夫の貴重な批評論である『作家論』に取りあげられているものの、『花子』自体はまだ読んだことがないという、みいはあな自分がふと恥ずかしくなった次第です。

(▼三島先生のレアな評論集。鴎外、川端、鏡花などの美文をさらに美文で枠付けた、惚れ惚れする一冊です。)

作家論 - 新装版 (中公文庫)

作家論 - 新装版 (中公文庫)

 

『花子』は本当に花が香るような短編でございました。それだけで今日はご機嫌でした。

しかしRodinの"Hanako"を生で鑑賞したことがないという、さらなるみいはあが顔を出します。こうやって無限に連鎖が続いていくことは終わりがなく無謀にも思えますし、その分大きな希望でもあります。鴎外風に書けば、Musee RodinはVarenneにあるので次はParisに行くという、次なるみいはあを潰すための連鎖が生まれるというわけです。

 

面白さの連鎖を繋ぐには余裕が必要

ただHanakoについては昨年観に行ったRodinの映画にも出てきたわけで、そこで何もアクションを起こさなかったのはなんでやったんでしょう。鴎外にも三島にも結びつかず、ただただ映画を賞賛して完結していました。 

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やはり考える時間と体力の余裕がないと、落ち着いて物事を考えることはできんのやと思います。

他の例えとすれば、もし私が昨年のダブルワーク中に転職活動もしていたら、おそらく自分を欺いたまま好きでない仕事でも妥協して「ここにしよう」と決めていたかもしれません。もしくはいまだに「辞める辞める詐欺」をグダグダやっていたかもしれません。

忙しすぎると脳みそが疲れすぎて考える余裕が無くなり、思考が動物化していくことは他にも何度も実感した経験のあることです。

つまり、時間的・体力的余裕がないと次の一手を確実に決めることができず妥協が生じるというわけです。

 

脳の風通しに本を読む時間をもつということ、時間的な余裕を保つことは非常に重要です。

そしてアルゴリズムで最適化された居心地の良いみいはあな世界から外れ、自分で考えて自分の本当の欲求を掘り起こしそれに従って行動するためにも、本は欠かせないものといえるでしょう。 

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