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音楽の知識と関心を広げるヒント・クラシック音楽編

 

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音楽リテラシーの高い世界というのは、つまり音楽をもっと幅広く楽しみ生活に溶け込ませようということです。

ひとつのバンドの本気ファンというのもいいですが、より深い理解をするためには楽曲やアーティストの背景を知り、さらにその楽曲の背景を知り…ということを続けていくことが必要。

その好きなバンドの曲だけ聴いて「これは新しい!」と言ってもすでに誰かが作った曲と似ているなんてことはよくあります。すでに作られたものの連鎖で芸術は作られているのです。それを無視して「本当に好き」とは言い切れません。

つまりコアとなるアーティストがいて、いろいろな音楽を聴くことでさらにに誠実なファンやリスナーになれるということです。

そこで今回はクラシック音楽に焦点を当てて、音楽の開拓方法のヒントを提供できればと思います。

 

クラシック音楽との出会い

はじめてきちんと聴いたクラシック音楽のCDは、ピアニスト・フジコヘミングさんのこのCD。

 もともとクラシックピアノは3歳から習いに行っていたのですが、エチュード集やショパンの簡単なノクターンやワルツを練習するくらいでした。

ここからリスト、カラヤンなどクラシックの基本的な知識をつけ始めたのです。

 

中学生のときに買ってもらっていたのはダイソーの100円CD。まさかの100均でラフマニノフの単語を見るなんてね。

▼まだありました。

www.discogs.com

あわせてスコアを買ってもらい、CDと合わせて協奏曲をやるという寂しいことをしておりました。


Evgeny Kissin plays Rachmaninoff's Piano Concert No. 2

長野の冬景色やうっそうとした灰色の空が覆う日によく似合うんですよねえ。

ラフマニノフの映画もあります。主役が本人そっくり。そしてニヒリズム漂いまくりの本編に重苦しく美しいピアノの音色が重なります。上の交響曲第二番も出てくるよ。

ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]

ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]

 

 

つまりクラシックとの出会いは、店で見かけたり、たまたま家にあったりしたCDでした。偶然の出会いをしっかりキャッチし、知らないワードを調べ、実際に自分の耳で聴き深めていくことがキーになりますね。

 

クラシック入門へのヒント曲集

オススメ曲のほんの一部をアップしますが、さらに楽しむには国ごとの音楽家を知り、さらに演奏家の解釈のちがいを分析しましょう。

また、劇やオペラ、映画で使われている場合は作品と絡めた解釈もしてみましょう。

ベートーヴェン

ドイツ特有の重苦しさと人間の苦悩を体現したかのような人生と作品、そしてわずかな晴れ模様を思わせる甘美で繊細ながら轟轟としたメロディ。

この世界観に入ってしまったらあとはもう聴きまくるだけ。


**♪ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」 / エレーヌ・グリモー(p)、パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団 2008年6月

このピアニストはパキパキとした感じでキッチリ弾いていますね。ベートーヴェンも豆数をキッチリ数えてコーヒーを淹れるくらいの几帳面さですし、よくマッチした解釈だと思います。

 

こちらはベートーヴェンによるオペラ『レオノーレ』の序曲。


ベートーベン:序曲「レオノーレ」№3   小澤征爾/タングルウッド・ミュージックセンター管弦楽団

学生のときに松本のサイトウキネンに連れていってもらったのはいい思い出。

 

ショスタコーヴィチ

Shostakovichはこれから入りましょう。


ショスタコーヴィチ 交響曲第5番「革命」第4楽章

▼これもガチロシアテイスト満載!


ショスタコーヴィチ: 交響曲 第7番 ハ長調 op.60 「レニングラード」 ゲルギエフ 2001

 

ストラヴィンスキー

同じくロシアの音楽家・Stravinsky。彼の3大バレエのひとつ『春の祭典』はあまりにも有名でしょう。


バレエ《春の祭典》(ストラヴィンスキー)

不協和音とプログレ感、不可解なダンス、そして特にいけにえの娘のあのポーズが超不気味です。クライマックスがいい感じに切れてるのがグレイトですねw

 

 

+αコメント

「なんでそんな曲まで知っているの?」という驚きをよく受けるのですが、それは「まだまだ知らない曲やジャンル、世界がたくさんある」という焦燥感があるからでしょうね。ぜんぜんまだまだメジャーな曲しか知りませんけどね。

なにごともミーハーになってはならないと思っています。ググった情報を組み合わせてつくったような浅い意見はできれば書きたくない。

しかし実際書いてみると「今の自分はこれしか知らないから、これだけのことしか書けない」という苛立ちが常にある状態です。

その苛立ちや焦りから逃れたいと必死で学習するのです。毎日その繰り返しですから当然知識や分析力もついてきます。今の自分のベストを尽くそうとしても、学習しなければ微々たる変化しかつかめません。

これは労働ではなく仕事をするためにも必要な意識といえるでしょう。

 

ふだんはこちらのサイトでほぼ毎日執筆しておりますので、ぜひ音楽開拓のツールとしてお使いください。

otokake.com

さあ今夜も学習です!